2016年5月14日土曜日

ちいさなちいさなすてきなおうち


作:絵:さかいさちえ

ポコポコという、かわいらしいキャラクターと一緒に
これまたかわいらしい色々なおうちを見てまわります。
仕掛け絵本になっていて
ペラっとめくると、部屋の中が
見れるようになっています。
外観から想像しながら、部屋の中をのぞくのは
なかなか想像力を掻き立てられます。

なんともいえない、ポップなキャラクターと
やわらかい絵に
優しい気持ちになってしまいます。

2016年5月10日火曜日

ときめきのへや

作:絵:セルジオ・ルッツィア

ネズミのピウスは、気に入ったものを
大きな部屋に飾るのが好き。
そのコレクションを見た友達は
その中にあった石ころをみて
『こんなの捨てちまいなよ』と
ピウスにいいます。
みんなが言うのだから、そうなのだろうと
石ころを捨ててしまいます…

人はそれぞれ、価値観が違います。
大切にしているものの中には
誰にも理解されないものがあるかもしれません。
でも、もしかしたらそれこそが
自分にとって一番大切なものかもしれない。
自分を知る大切さや
人それぞれ違う考えを持っていることを
改めて教えられる作品です。

2016年5月9日月曜日

360°BOOK白雪姫


制作:大野友資

しかけ絵本をフル活用した、
360°絵本シリーズ。
この作品では、白雪姫の世界を
3Dで美しく表現されています。
表紙からは想像もできない、
とても繊細な作品。

作品としては、1場面で構成されているので
多くを語る事は難しいですが
色々な方向から眺める事で表情を変える
なんとも奥の深い仕上がりです。
白雪姫の、あの有名な場面
はっとするほど静かで美しい作品を
堪能してください。

2016年5月7日土曜日

ZOOM


作:絵:イシュトバン・バンニャイ

絵だけで表現される、
不思議な感覚を味わえる作品です。
もともとアニメーションの技法にある
ズームイン・ズームアウトを
絵本に取り入れたというもの。
題名のシンプルさも目を引きます。

描かれた風景は、ページを進むごとに
どんどんズームアウトしていきます。
後ろ歩きをしているような
独特な感覚は、
ドキドキして楽しいものです。
この不思議な感覚、みなさんも
試してみてください。

2016年4月26日火曜日

だましえだいく


作:絵:青山邦彦

表紙を見ていても、頭がこんがらがりそうです。
トリックアートをストーリーに盛り込んだ
なんとも斬新な一冊です。

主人公のハンヅ、新米の大工さんです。
どういうわけか、ハンヅの作業する場所は
不思議な作りになってしまうようです。
私は読んでいて、
『むしろ、天才的な才能なのでは…』
と思ってしまいました。

トリックアートというと、若干芸術的な
堅苦しいイメージがあります。
この作品は、トリックアートをユーモラスに描く事で
子どもにも楽しい内容となっています。
親子で楽しめる作品です。

2016年4月24日日曜日

ドアをあけたら



作:絵:しまだともみ

ドアを開ける、という仕掛け絵本。
ありきたりに聞こえるかもしれませんが、
とっても興味をそそる仕掛けがあるんです!

ドアはそれぞれ小窓があり、
部屋を覗くことができます。
しかし、実際ドアを開けてみると…
想像と違う部屋を楽しむことができます。

小窓がだまし絵になっていて、
大人でもじゅうぶん騙されてしまいます。
この不思議な感覚を、親子で楽しんでみてください。


ルピナスさん


作:絵:バーバラ・クーニー

風をうけ、しゃんと大地に立つ
この女性が主人公です。
この女性の夢は、遠い国々を旅して
海の見える所に住む事。
念願かない、年を取った女性は
海辺で暮らす事に。

そんなある時、
昔おじいさんとした約束を果たしていないことを思い
行く先々でルピナスの種を蒔きます。
外目からすると、少し不自然。
その行為をバカにされ笑われたりもします。
しかし、村はルピナスの咲き乱れる
美しい場所に生まれ変わります。
そして、ルピナスさんとしたわれるのです。
子どもたちに囲まれ、おなじ約束を姪とするのです。

静かであり、考え深い
まるで一杯のコーヒーみたいな作品。
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

ZenBack